塾講師吉田のブログ

宮城県で塾講師をしています

受験計画の立て方

難易度の高い大学を受けるならば、戦略的に受験計画を立てる必要があります。

概ね、以下の3つの期間に分けると良いでしょう。

1. 基盤力養成

2. 実践力養成

3. 個別対策

 

基盤力養成

基盤力は「基礎」や「インプット」を言い換えることもできるかもしれません。しかしながら、受験する大学によっては、難しい事柄でも基盤力に入りますし、アウトプット形式で必要な知識を身につけることもあります。

分かりやすい例は英単語でしょう。英単語は英語の学習にとって基盤となります。どれくらいの英単語を学習するかは、受験する大学の難易度によって変わってきます。4000語が必要なのか、それとも6000語が必要なのか。長文で覚えるのか、それともアプリで覚えるのか。いずれにせよ難易度や量、覚え方はそれほど関係しません。重要なことは科目ぞれぞれの基盤となる事柄を、自分の受験する大学のレベルに応じて、必要とする分量を習得していくことです。

 

実践力養成

志望校の出題形式・出題範囲に応じた対策を行います。英作文が出題されないならばその対策はもちろんいりません。数学で幾何の問題の出題頻度が相当低いならば、その対策は後回しで良いでしょう。

東大英語のようにバラエティに富んでいたり、京大英語のように難易度が非常に高いならば、実践力養成期間を長く取らなければなりません。期間の長さはやはり受験する大学によって変わってきます。

 

個別対策

過去問を解いたり、模試の結果を確認したりすることで、自分の得手不得手が把握できます。そこから合格点を取るために何を補強すれば良いのか分析をし、必要な対策を講じていきます。

 

まとめ

基盤力は、受験大学のレベル帯で違います。

実践力は、受験大学(学部)によって違います。

個別対策は、個々人によって違います。

つまり、基盤力→実践力→個別対策と徐々にやるべきことの具体性が高まっていくわけです。こうしたことを考慮せずに闇雲に参考書や問題集を使用しても、合格の可能性は上がっていきません。本当に青チャートが必要ですか?その時期にVintageに取り組む意味はありますか?学校や塾の言いなりになるのではなく、今一度考えてみてください。