参考書を選ぶ基準は何でしょうか?
レベル、量、説明の詳しさ等、どれも考慮する必要がありますね。
では発想を変えて、参考書を「選ばない」基準はあるのでしょうか?
私にはあります!
それは、①使いやすさ②見やすさの2点が悪い場合、内容が優れていても選びません。具体的に説明します。
①使いやすい
例えば英語長文の場合、使いやすい順に…
1. 問題と解説が別冊であり、問題が全て左ページ始まり。
2. 問題と解説が別冊であるが、問題が必ずしも左ページ始まりでない。
3. 問題と解説が別冊でないが、問題と解説のページが分かれている。
4. 問題と解説が別冊でなく、問題と解説のページが分かれていない。
基本的に問題をコピーして使いますが、上記のうち許されるのは3までです。4については、赤本などの特別な本でない限りは却下してます。
例えば数学の場合、使いやすい順に…
1. 問題と解説が同ページにあり、解説がそのページ内でまたは見開き1枚で完結している。
2. 問題と解説が別冊であり、解説が1ページ内または見開き1枚で完結している。
3. 問題と解説が別冊であり、解説がページで完結していない。
4. 問題と解説が別冊でないが、問題と解説のページが分かれている
5. 問題と解説が別冊でなく、問題の裏ページに解説があったり、解説がページを跨いでいたりする。
これらのうち基本的に許されるのは3までです。5はさすがに使いにくすぎます。共通テスト型で問題文が長いものなどは特にひどいと思います。解説の途中で問題文を確認したいときに、ページを開いたり閉じたりするあの動きを強要し、時間の無駄であるだけでなく集中力をも阻害する、学習効率を著しく下げる悪魔みたいな存在です。赤本の多くは4ですが、これは問題文をコピーすれば事実上3と同じです。通常の参考書で4のタイプは選びません。
②見やすい
見やすいか見にくいかについては個人差がかなりあると思います。
私が重視するのは以下の3点です。
1. 色使い
2. フォント
3. 文字の大きさ
(4. 紙質)
実際のところ具体的な基準があるわけではありません。
例えば同じ2色(黒と赤)でも、ある本は見やすく、別のある本は見にくい、ということもあります。フォントもUD(ユニバーサルデザイン)でもゴシックでも見にくい時はやっぱり見にくい。文字の大きさも大きれば良いわけでもなく、小さくても見やすい、ということもあります。
個人的には旺文社の参考書はどれも見やすく作られていると思います。
なお、使いづらさワースト1でかつ見づらさワースト1という、購入者をとことん舐めきってる参考書があります!さらに紙質も悪いというおまけ付き。でもその本はなかなかのロングセラーなんですよね…公表は差し控えさせて頂きます。