塾講師吉田のブログ

宮城県で塾講師をしています

『英単語ターゲット1200』

書誌情報

著者:ターゲット編集部

タイトル:英単語ターゲット1200

出版社:旺文社

 

概要

セクション1では「中学で習った200語」と熟語50個。

セクション2では「基礎を固める300語」と熟語60個。

セクション3では「テーマで身に付ける500語」と熟語60個。

セクション4では「語法で覚える200語」と熟語60個。

セクション5では「入試によく出る200語」と熟語70個。

合計で単語が1400個、熟語が300個掲載されています。

左ページに、単語・発音記号・品詞・意味・フレーズ・派生語などの情報が載せられています。用いられている色は、赤・青・黒と視認しやすく、重要性も直感的に分かりやすくなっています。右ページにはコロケーションを含んだ例文とその意味があり、単語の使い方が学べる仕様となっています。

 

特徴

アプリをともに使用することで、英単語を非常に覚えやすくなっています。もはやアプリが本体なのではないかと錯覚するくらいです。アプリは課金することもできますが、単語を覚えるだけに目的を絞る場合は無料のままでも問題ありません。

有料バージョンでは、音声ページ「マイリスニング」を色々とカスタマイズすることが出来ます。これで口頭英作文や瞬間英作文を行うことが出来ます。また単語テストで不正解の場合、無料バージョンではその間違った英単語の意味を単語帳で調べる手間がありますが、有料バージョンではその手間を省くことが出来ます。電車やバスで通学していて、通学時間中にターゲットを使いたい方は、有料バージョンの方が何かと便利かもしれません(単語帳をカバンから出す必要が無いので)。

 

使い方など

使用時期:基盤力養成期間

レベル:高校入門、高校初級

注意点:必ずアプリをダウンロードして併用して下さい。色々な事情でアプリを使わないならば別の単語帳を選んだ方が良いでしょう。

使用方法:英単語が1400個あり、これを一週間で100個ずつ覚えていきます。アプリの方でも単語テストは100語ずつになっています。月曜日に1~100語、火曜日にも同じ100語、水曜日にも同じ100語…とその週で覚える100語を毎日繰り返します。単語1400語を14週間で覚えたら、残りの熟語も同じように覚えていきます。

①「マイリスニング」で単語の音声を聞きながら、英単語のスペルと意味を確認していきます。この時、英単語とその意味(日本語訳)を発音しましょう。これは毎日1回で充分です。

②英単語とその意味を、ざっと確認していく。1単語に1秒くらいのスピードで高速で目を通していきます。100語でも2分弱で終わるので、一日に何度もできるはずです。毎日5回はやってください。

③アプリの単語テスト「ルーキーリーグ」の「四択」を行う。間違った単語はその都度確認して下さい。単語テスト1回で10問出題されていて、1回あたり3分もかからないと思います。毎日最低10回以上はテストを行って下さい。不正解が少なくなれば、一日にできる回数も増えていきます。

以上の3つの覚え方を毎日実施していけば、月曜から始めて金曜か土曜にはほぼ完全に覚えられます。単語の派生語や例文については、余裕があれば次の週に復習としてカバーしていけば理想です。ただしそれはあくまで理想です。実際には「単語とその意味を覚えるだけ」と割り切ったほうが挫折せず進めていけると思います。

単語テストには他に「メジャーリーグ」(セクション別に20題)や「プレミアリーグ」(全1700語から30題)があり、こちらは適時復習で使用すると良いでしょう。

 

現在の受験において、アプリを用いて暗記することはほとんど常識になってきていると思います。英単語のアプリはたくさんあり、私も10個弱実際に使用してみました。その中で最も使いやすかったものがこのターゲットです。

英語が苦手で、なかなか勉強が進まないと感じている方は、まずこの本で基本的な単語を一気に覚えてしまいましょう。ある程度の基本的な単語を覚えることで、英語の参考書や問題集の理解が捗るはずです。