塾講師吉田のブログ

宮城県で塾講師をしています

共通テスト対策(社会科、理科基礎)

共通テストで平均点程度を狙うための攻略方法です。

地理・歴史・公共、理科基礎(地学・生物・化学)を対象としています。

 

①インプット用テキストを選ぶ

共通テストと銘打った参考書でも良いですし、学校で使用している教科書でも大丈夫です。自分が使いやすい、読みやすい、見やすいものを選びましょう。とにかくこのテキストは何度も何度も参照することになりますので。

 

②基本的な問題集を選ぶ

教科書レベルの基礎知識を扱った問題集を一冊選びましょう。これも学校で配布されているワークでも、市販の問題集でも、何でも大丈夫です。単元が細かく分かれているものがお薦めです。①のテキストに対応したものがあれば尚良し。

 

③テキストと問題集を繰り返す

テキストである単元を読んだら、問題集でその単元の問題を解きます。そしてすぐにテキストでその単元を再び読んで下さい。つまりある単元の勉強を、「テキスト⇒問題集⇒テキスト」とテキストで挟む形にします。

ここでの学習の目的は、「問題演習を通じてテキストを覚えること」にあります。問題演習後にテキストを読むと、最初に読んだ時よりも積極的な読み方が出来るようになります。問題集は人にもよりますが3~5周程度で基本事項が身につくと思います。

問題集で学んだこと・気づいたこと・調べたこと等があればテキストに書き込みしても良いでしょう。また何度やっても間違ってしまう事柄、覚えられない事柄があれば、テキストに線を引くなどしてそこを目立つように工夫するのも良いことです。ただし線を引くのは注意して下さい。初めから線を引いていくと、テキストが線だらけになってしまいます。ですので線を引くのは少なくとも3回目から、それも最初は鉛筆で薄く引いておきましょう。

 

④分野別の共通テスト対策問題集を選ぶ

この問題集には大きく分けて2つのタイプがあります

(ⅰ)過去問を分野別に再編集したもの

(ⅱ)マーク形式だが問題はオリジナルなもの

どちらのタイプでも大差ありません。気に入ったものを使えば良いでしょう。

一題一題にある程度時間をかけて、3周くらいやれたら充分だと思います。今まで覚えた基本事項のつながりが、よりはっきりと理解できることでしょう。解説をしっかり読み込んで下さい。解説で目についたところなどを、適時インプット用テキストに書き込むことも非常に良いことです。

 

ここまでの学習でも、平均点からマイナス10%くらいにはいけると思います。

 

⑤年度別の過去問や模試本に取り組む

④で(ⅰ)を選んだ方は模試本を、(ⅱ)を選んだ方は過去問をそれぞれ手に取ると、重複が少ないので効率が良いでしょう。

他科目との兼ね合いになりますが、あとは時間の許す限り本番形式で問題を解きまくって下さい。

 

以上が大まかな流れです。①から③が基盤力養成期間に、④と⑤が実践力養成期間に相当します。学校の定期テストと合わせて①から③を行い、秋頃から④へ、冬休みから⑤に入れると、平均点を取る学習方法としては理想的だと思います。